Webライターは未経験でも始めやすいのがメリットですが、仕事をしていてつらいこともたくさんあります。
それが理由で辞めてしまう方も少なくありません。
そこで当サイトでは、Webライター歴1年以上の方を対象に独自アンケート調査を行いました。
この記事では、Webライター10人に聞いた、仕事をしていて「つらい」と感じたときのエピソードを紹介します。

私のエピソードやつらいときの乗り越え方も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。


七瀬あみ
ディレクター、校正者、オウンドメディア支援など、幅広い業務に対応。900記事以上の制作に携わってきました。未経験からWebライターを始めた自分の経験をもとに、本音で発信をしています。
X:writing_mania / note:nanase_ami
【10人のエピソード】Webライターの仕事がつらいと感じたとき


Webライターとして1年以上活動している方に聞いた、仕事をしていて「つらい」と感じたときのエピソードを紹介します。
- 調査媒体:X
- 調査日:2024年1月
- 質問内容
- Webライターをしていて「つらい」と感じたとき
1:人として扱われなかった


1人目は、みおんさんです。
2:どんなに書いても終わりが見えない


2人目は、なおたけさんです。
3:最初はなかなか仕事が取れなかった


3人目は、田仲ダイさんです。
4:アバウトな修正依頼への対応


4人目は、梅澤浩太郎さんです。
5:相性の良くない案件を受けてしまった


5人目は、渡辺なおやさんです。
6:初めてキャパオーバーになった経験


6人目は、カミヤさんです。
7:修正の多さで自信を失いかけた


7人目は、神戸のどかさんです。
8:極端な文字数制限への対応


8人目は、ミキさんです。
9:スキル不足で難しさを痛感した経験


9人目は、めぐりさんです。
10:低クオリティな記事のリライト


10人目は、シン上田さんです。
【私の体験談】Webライターの仕事がつらいと感じたとき


ここでは、私がWebライターをしていて「つらい」と感じたエピソードを紹介します。
Webライターは未経験でも始めやすい仕事ですが、決して簡単な仕事ではないことを理解しておきましょう。
スケジュール管理での失敗
Webライターの仕事は、納期に間に合うように自分でスケジュール管理を行うことが重要です。
しかし、家族や自分の体調不良で思うように執筆できず、徹夜状態で記事を仕上げることも多々あります。
特に1年目はペース配分がわからず、よく失敗していました。
ときには家族に八つ当たりしてしまい、家庭環境が悪化したこともあります。



最終的に自分が体調を崩し、しばらく仕事ができずに迷惑をかけてしまいました。
予想以上に時間がかかる案件
「このテーマならあまり時間がかからないだろう」と思って応募したら、予想していた5倍以上の時間がかかって苦戦した経験があります。
報酬はそこそこ良かったのに、時給に換算したら500円くらい……。
作業量の多さまで確認しなかったことが失敗の理由です。
また、Webライターは正しい情報を伝えなくてはいけないため、根拠のない情報は安易に書けません。
特に数字や効果効能が絡む記事ほど、その内容が正しいことを証明するソース(情報源)が重要になります。



自分の知識があったとしても、知識だけでは執筆できないのがWebライターの難しいところです。
納得のいかない修正対応
私の知識と経験がある分野の記事を執筆しているときに、「ここはおかしい。その内容はありえないからこう修正して欲しい」という指摘を受けたことがあります。
「私の一次情報なんだけどな……」と言い返したい気持ちをグッと抑えて、言われた通りに対応しました。
修正になったのは、クライアント側の認識のズレが理由です。
さまざまなやり方があるのに、自社のやり方以外認めたくなかったのでしょう。
私のやってきたことが全否定された気持ちになり、とてもつらかったのを覚えています。



今でも思い出すとモヤモヤする出来事です。
レギュレーションがバラバラ
複数のクライアントから仕事を受注していると、レギュレーションがバラバラで混乱することがあります。
なかでも表記ルールは各社で異なるため、クライアントが複数あると混乱しやすい部分です。
レギュレーションの例
A案件:行う
B案件:行なう
A案件:紹介します
B案件:ご紹介します、ご案内します
上記はほんの一例ですが、クライアントによって真逆くらい異なるケースもあります。
納期に追われて徹夜状態が続いていたときに、表記のミスを連発してしまったことがありました。



レギュレーションが多い案件ほど神経を使うので、今でも時々苦戦する部分です。
コミュニケーションを取りにくいクライアント
報酬面での条件が良い案件だったのに、やり取りをする相手が以下のような対応で疲弊した経験があります。
- メールの返信が遅い
- 一方的な要望しか伝えない
- 修正の指示がアバウト
- フィードバックがきつい
- 感謝の言葉が一切ない
忙しいのはわかりますが、確認したいことがあったときになかなか返信がないときはつらいです。
2~3日後にやっと返信があり、かなり作業がずれ込んで大変だったこともありました。



合わないクライアントとは、契約を終わりにする勇気も大切だなと感じた経験です。
Webライターの仕事がつらいと感じたときの乗り越え方


- 思うように稼げない
- ライティングスキルが向上しない
- スケジュール管理が難しい
- クライアントとうまくいかない など
Webライターは自分の知識や経験を活かせる仕事ですが、思うようにいかなくて挫折してしまう方も少なくありません。
ここでは、仕事がつらいと感じたときの乗り越え方を紹介します。



私が実際にやってきた方法です。
初心者なら1~3か月は続けてみる
Webライターは年齢関係なく誰でも挑戦できますが、決して簡単な仕事ではありません。
もし「ちょっときついな……」と感じているのが初心者であれば、踏ん張る気持ちも必要です。
毎日取り組めるなら最低1か月、副業で時間がないなら最低3か月は継続してみましょう。
誰もがみんな、初心者からのスタート。
ほんの少しやってみただけで「自分にはできない」と決めつけるのはもったいないです。
仕事が増えるかどうかは、自分の努力次第になります。



覚悟して頑張りたい気持ちがあるなら、まずはライティングスキルをアップさせることに集中しましょう。
一度休んで気持ちをリセットする
お金を稼ぐために仕事を抱え込むと、精神的に疲れてしまい、体や執筆に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 集中できない
- 落ち着ける時間がない
- 家族に八つ当たりしてしまう など
もし上記のような状態になってしまったら、思い切って一度休息をし、気持ちをリセットすることが大切です。



私もかなりつらくて、家族に八つ当たりばかりしていた時期がありました。
スケジュールが詰まっていると、休むことがなかなか難しいかもしれません。
しかし、気持ち的に不安定な状況のまま仕事をしていると、不注意によるミスが増える可能性があります。
ほんの数日間でもいいので「〇日~〇日までお休みをいただきたいので、スケジュールの調整をしていただくことは可能でしょうか?」と、クライアントに相談してみてください。



休んでいる間に、ほかの知識をインプットするのもおすすめです!
受注している案件を見直す
- 文字単価(記事単価)が低い
- クライアントの言い方がきつい
- いつも納期が短い など
つらい原因が受注している案件によるものなら、一度見直して整理してみるのがおすすめです。
特にクラウドソーシングで受注している場合は、極端に単価が低い案件が多々あります。
手数料も引かれてしまうため、少し損をした気持ちになるでしょう。
正直、Webライターを募集しているクライアントはとても多いです。
ある程度のライティングスキルがあれば、自分に合ったクライアントはきっと見つかるはず。
「仕事がなくなったらどうしよう……」と考えるのではなく、より良い条件の案件を獲得できるように、次のステップに進む努力をしてみてください。
プロとしての自覚を持ち、案件を選べるようになるのが理想です。



スキルの向上が見込めない案件にこだわり続けるのはおすすめしません!
ライティングの範囲を広めてみる
Webライターの主な仕事は、Webサイト上に掲載する記事を書くこと。
その活動範囲はさまざまです。
- Webメディア記事
- ブログ記事
- 取材記事
- コラム
- 文字起こし
- プレスリリース
- LP制作
- メルマガ
- ホワイトペーパー
- 動画のシナリオ
- SNS運用代行
- 商品の説明文 など
「Webライターが最初に始める仕事」としてWebメディアの記事(SEO記事)から始めるケースが多いですが、取材記事や動画のシナリオからスタートする方もいます。
「今やっている仕事は自分に合わないな……」と感じたら、違う種類の仕事に挑戦できるのがWebライターの魅力です。



SEO記事は苦手だけど、取材なら楽しく仕事ができるという方もいます!
Webライターの仲間を見つける
SNSやオンラインサロンなどでWebライターの仲間を見つけることも、つらいときの乗り越え方です。
特にX(Twitter)上では、Webライターをしている方のアカウントが多くあります。
「つらいのは私だけじゃない」とわかると同時に、「もっと頑張ろう」という気持ちになれるかもしれません。



ただし、他人と比較しすぎてネガティブな気持ちにならないようにしましょう。
ブログ運営やnoteに挑戦する
「自分の知識や経験を発信したい」という気持ちが強い方ほど、理想と現実のギャップを大きく感じる可能性があります。
残念ながら、自分の知識を活かせる案件にタイミングよく出会える可能性は低いです。



ライバルが多い案件ほど、難易度も高くなるでしょう。
好きなことを発信したいのであれば、ブログ運営やnoteに挑戦してみるのもありです。
例えば、当サイトのようなブログ運営をすることで、以下のようなメリットがあります。
- 自分の好きな記事を書ける
- WordPressの操作スキルが身につく
- 分析やSEO対策ができるようになる
- ブログ自体がポートフォリオになる
- ブログ経由でのお問い合わせが増える
- Webライター以外の仕事につながる
- Webライター以外の収入源になる
noteは、SEOを気にせず、自分の意見を自由に発信したい方におすすめです。
ただし、薬機法や景品表示法など、記事制作をするうえで知っておくべき知識はたくさんあります。



きちんと調べてから挑戦してみてください。
まとめ:Webライターの仕事が「つらい」と感じたら働き方を見直してみよう


Webライターは、誰でも稼げる簡単な仕事ではありません。
人それぞれ、異なる理由でつらさや大変さを感じています。
そのまま放置すると大きなストレスになるため、自分がつらいと感じている原因を洗い出すことが大切です。



働き方を見直し、環境を変えるために行動しましょう。